宮崎県知事選は25日、投開票され、現職の河野俊嗣氏(58)(無=公明推薦、社民支持)が、前知事の東国原英夫氏(65)(無)ら2人を破り、4選を決めた。投票率は56・69%(前回33・90%)だった。
同知事選は、自民党県連と立憲民主党県連からも推薦を受けた元総務官僚の河野氏と、自らの後援会を中心に選挙戦を展開したタレント出身の東国原氏の事実上の一騎打ちとなった。
河野氏は、3期12年の間に東九州自動車道などの整備や、2010年に発生した牛などの家畜伝染病「 口蹄疫こうていえき 」からの復興に努め、畜産産出額が増加したことなどを実績としてアピール。「国とのパイプ」も強調して支持を広げ、東国原氏の終盤の猛追を退けた。
東国原氏は、自身の知名度を生かして宮崎をPRすると訴えたが、知事を1期で退任して東京都知事選に出馬したことへの風当たりは強く、及ばなかった。
宮崎知事選確定得票
当 258,646 河野 俊嗣 無現〈公〉〈社〉
235,602 東国原英夫 無元
7,679 スーパークレイジー君 無新